私たちは、ろう・難聴の方に配慮した、手話や文字などそれぞれの生徒に合った方法で指導が受けられる学習塾を運営しています。一般の予備校や学習塾では学習がしにくい、ろう・難聴の中高生に、聞こえない特性に配慮した授業を提供しています。 具体的な授業形態としては、 ①ろう者による手話での授業 ろう者の講師による手話での授業が受けられます。 ②聴者による授業①「パソコンテイク付き授業」 聴者の講師の授業には、パソコンテイカーによるパソコンテイクが付くクラスがあります。パソコンテイカーが、講師と受講生の発言をリアルタイムで入力し、スクリーンやパソコンの画面に字幕として表示します。 ③聴者による授業②「手話通訳付き授業」 聴者の講師の授業には、手話通訳が付くものもあります。 ④聴者による授業③「筆談による授業」 数学の授業では、数式や図形グラフなど、書いて説明した方が情報を伝えられるので筆談による授業を行っています。 が主なものとなっております。 学習塾は、2010年に日本社会事業大学の「聴覚障害者大学教育支援プロジェクト」の一環として、日本財団より助成を受けて、「ろう・難聴高校生の学習塾」という名前で始まりました。最初は数名の生徒を対象に開講していた学習塾ですが、徐々に受講生も講師も増え、多い時には同時に50名の受講生が参加していました。 ろう・難聴の生徒たちにとって、学校以外で学習する場は非常に限られています。ろう・難聴に配慮した、手話や文字などそれぞれの生徒に合った方法で指導が受けられる機会は、非常に少ないのが現状です。入試はもちろん、日常の学習も、配慮が十分でないために常に「ハンデ戦」でがんばっているろう・難聴のみなさんそれぞれに合った学びやすい環境で学習してもらうことが、この塾の目的です。そして、学校以外で、同じろう・難聴の生徒と会い、会話し、ともに学び合う交流の場として、ろう・難聴当事者の講師やアルバイトスタッフと接する中で多くの選択肢を知ってもらう場として、塾を開講しております。 これからもろう・難聴のみなさんとたくさんのことを学んでいきたいと思っております。企業の皆様ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
- 組織名
- NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会
- 組織形態
- 特定非営利活動法人
- 設立
- 2013年1月13日
- 代表者
- 斉藤 みか
- 運営人数
- -
- ウェブサイト
- https://npo-rounojuku.com/
- 郵便番号
- 180-0022
- 主な収入源