京都自死・自殺相談センターは、生き辛い思いや死にたいほどの悩みを抱える方の声に耳を傾けたいと願うボランティアと、その活動を支援する多くの方々の協力によって、2010年に設立された団体です。 立ち上げ当初より「自死にまつわるつらい思いを抱えた方々のそばにいる」団体として、今まさに自死の苦悩を抱える方に向けた「相談」、大切な人を自死で亡くされた方に向けた「グリーフサポート」、社会や世間に向け講演や研修提供などの「啓発」を三本の柱として活動してきました。 現在は認定NPO法人となり、「自死の苦悩を抱えたときの心の居場所つくり」を目的に掲げて、電話やメールによる「相談活動」、語りあう会やおでんの会といった対面での「対人支援活動」、シンポジウムや研修提供などの「活動支援」といった事業を行っています。 日本における自殺者数は1997年以降2012年まで15年連続で3万人を超えています。 2012年から今日に至るまで自殺者数は減少を続け、現在の自殺者数は20,000人と言われています。確かに自殺者数は減少を続けていますが、上記のような報告は、いつ数年前の数字に逆戻りするか分からない危険な状況にあるといえます。若年層の死因は相変わらず自殺が最多となっており「自殺者数が減っているからもう大丈夫」と安堵できる状況では決してなく、今後とも社会をあげて関わっていかなければならない深刻な問題といえるでしょう。 「心の居場所をつくる。」 どうしようもなく心が張り裂けそうな時、その気持ちを大切に受けとってくれる、あたたかな存在は、何者にも代えがたい心の居場所となります。Sottoは、死にたい気持ちを抱えた時、そんな心の居場所こそが、まずもって必要なのだと考えています。金銭的援助、就職斡旋、治療などの具体的な問題解決の前に、まずは、自分は居て良いのだと実感できることが大切なのです。 これからも必要とされる方に私たちの活動が届けられるよう、ご支援を賜りたく何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
- 組織名
- 認定NPO法人 京都自死・自殺相談センター
- 組織形態
- 認定特定非営利活動法人
- 設立
- 2011年4月12日
- 代表者
- 生越 照幸
- 運営人数
- -
- ウェブサイト
- https://www.kyoto-jsc.jp/
- 郵便番号
- 600-8349
- 主な収入源