NPO法人シニア演劇ネットワークは、①高齢者の演劇活動のバックアップ ②視覚・聴覚などに障害をもつ方のための観劇支援活動、という大きく二つの活動を柱として活動を行っています。なかでも観劇支援は、代表の鯨エマが個人的な活動として取り組んでいた「視覚障がい者向け音声ガイド」をより多くの舞台作品に付与するため、2016年の障害者差別解消法施行を機に人材育成をスタートしました。都内を中心に多くの劇団公演で実施し、障害を持っている方にも劇場で一緒に演劇鑑賞をしていただくことを目指しています。 ①高齢者の演劇活動のバックアップ活動では、主に全国シニア演劇大会の企画運営事業やシニアのアマチュア俳優の活動の場の斡旋事業を行い、高齢者の生きがいつくりになっています。 ②観劇支援活動では、障がい者の方が演劇の情報を手に入れ、安心して劇場まで足を運び、楽しく観劇ができるような支援を行っています。例えば、私たちは演劇を見に行く際は、ポスターやチラシで公演情報を発見して見に行きます。しかし、視覚障がい者の方は、それが難しいため、演劇の情報をメールで送ったり、点字新聞に掲載するといった支援を行っています。また劇場に行く際も安心して行けるように最寄り駅までの送迎、同行ヘルパーの観劇料を無料にするといった支援を行っています。公演中は、作品理解を補助するリアルタイムでの副音声ガイドを行い、終演後はアンケートの代執なども行っています。聴覚障がい者の方への支援では、公演の予約をFAXやメールで対応可能としたり、上演中にタブレット字幕でセリフ、音楽や効果音(雨や風の音、電話の音など)に関する説明を行います。演目によっては登場人物の声の大きさやニュアンスが伝わるように、字の大きさや色を変えた字幕も作ることができます。これらの観劇支援は、障がい者だけでなく、全ての人が加齢で視力聴力が弱くなった時に使えるサービスです。 観劇支援のノウハウは、まだ劇団や劇場に浸透していませんし、コロナ禍の経済状況では資金の確保も難しい状態です。障がい者の方が安心して楽しく一緒に観劇することができるよう、レクチャー場と資金が必要です。 私たちの活動にご賛同いただける企業様、NPO法人シニア演劇ネットワークとのタイアップよろしくお願いします。
- 組織名
- NPO法人シニア演劇ネットワーク
- 組織形態
- 特定非営利活動法人
- 設立
- 2012年7月19日
- 代表者
- 黒木 絵麻
- 運営人数
- -
- ウェブサイト
- https://s-engeki.net/
- 郵便番号
- 160-0007
- 主な収入源