NPO法人 並列生物情報処理イニシアティブ (IPAB)は、生物データの情報処理を行うためのバイオインフォマティクス技術と、その高速化を実現する先端的計算技術に関する知識の啓蒙と共有をミッションとし、産業界と学術界の力をまとめて、この分野におけるイニシアティブをとる組織として活動しています。1999年に任意団体として出発したIPABは、当時、大量の生物データの高速処理を必要としている人々が、安価なコンピュータを並列に束ねることで高速処理が可能になるという先端技術の潮流を知ることがなく、高価なコンピュータがなければ解析ができないと誤解していた点に強い問題意識を持ったことから設立され、2003年にNPO法人となりました。  我々は、生物データの処理を行う人々と、並列コンピュータを開発し提供している人々を出会わせること、また実務をしている人々と、理論的な研究をしている人々を出合わせることで、両者の間のギャップの解決に貢献してきました。この分野に興味を持つ個人会員と、計算機メーカー、製薬企業、ソフトウェア会社などの法人会員が集まり、様々な活動を行っています。  具体的な活動内容としては、公開シンポジウムの開催、分野ごとのワーキンググループ、オープンコンテストなどを行っています。シンポジウムでは、著名な講演者の方に我が国におけるスパコン開発やGPU技術などの紹介をお願いし、また生物学・医学の分野でどのようなニーズがあるのかの最先端の講演を依頼してきました。ワーキンググループでは、医療情報、創薬情報、ゲノム情報の3分野に分かれて研究会を開催しています。オープンコンテストでは、ITで創薬のタネを見つけるなどのテーマを設定して、参加者が性能を競いあう形でコンテストを開催し、プロの技術者から大学生・大学院生など幅広い層に活発にご参加いただきました。  私たちは、生命・医歯薬学、情報科学に関わる研究者や技術者と、コンピュータ、製薬、素材開発などに関わる様々な企業の関係者が集まり、互いが必要とする技術を語り合い、共同でプロトタイプを製作したり、プロジェクト立案をすることを目指しています。私たちの活動にご賛同いただける企業様、NPO法人 並列生物情報処理イニシアティブへのご参加やタイアップを、是非よろしくお願いいたします。

組織名
NPO法人 並列生物情報処理イニシアティブ
組織形態
特定非営利活動法人
設立
1999年11月30日
代表者
理事長 秋山泰
運営人数
6〜20名
ウェブサイト
http://www.ipab.org
郵便番号
105-0013
住所
東京都港区浜松町二丁目2番15号
主な収入源
面談を申し込む タイアップをオファーする