NPO法人石見銀山協働会議は、世界遺産としての石見銀山遺跡(島根県大田市)を守り、伝え、活かす活動を目的に、H22年に設立されました。その原点はH17年に始まった官民協働会議です。この会議では、世界遺産登録後のまちづくりや地域の方向性を行政と市民が一緒に話し合い、中長期的な指針となる「石見銀山行動計画」が策定されました。 当法人は、石見銀山遺跡の保全や活用などに関する市民の活動の支援を行なっており、「石見銀山基金」を用いた補助金制度の運営が中心です。この基金は、市民や企業からの寄付に加えて、行政からの拠出金により成り立っており、市民が主体的に行う活動に使われます。当法人では、運営事務のほか、活動のコーディネートやアドバイスを行なっています。 石見銀山基金を用いた活動として特徴的なものとして、大田市の全小中学校と市外の希望する学校による「石見銀山学習」があります。すでに10年以上継続しており、学校ごとに学びのテーマを工夫されており、単なる地域学習、歴史遺産の学習にとどまらず、地域の持続性を意識した内容の取り組みも行われています。当法人としても、この学習の支援は重要な業務と位置付けており、石見銀山を通じて地域を学んだ子どもたちが将来のまちづくりの担い手となることを願っています。 当法人が大田市との協働で実施する事業としては、「クリーン銀山」や「協働フォーラム」などがあります。クリーン銀山では、遺跡地内の除草や清掃活動、樹木の枝処理などを毎回100名近い市民ボランティアと共に行なっています。協働フォーラムはまちづくりなどをテーマとして取り上げ、市民参加による意見交換や学びの機会を目指しています。 今後は、地域内外の企業様、団体様との関係づくりを進め、企業の研修やボランティア活動を受け入れる仕組み作りなど、より多くの人が関わることで保全や活用、石見銀山遺跡を中心とした地域ブランディングが進むことを目指しています。私たちの活動にご共感いただける企業様。NPO法人石見銀山協働会議とのタイアップをよろしくお願いいたします。
- 組織名
- 特定非営利活動法人石見銀山協働会議
- 組織形態
- 特定非営利活動法人
- 設立
- 2010年8月25日
- 代表者
- 波多野諭
- 運営人数
- -
- ウェブサイト
- http://ginzan-npo.jp/
- 郵便番号
- 699-2301
- 主な収入源