「言葉を奪われた子どもたちが自分らしく生きられる社会をつくる」 私たちは、熊本県に在住する外国にルーツを持つ子どもたちが、言語的、文化的な制約を受 けずに自分らしく生きられる社会を作るために、活動を行っています。 親の結婚や就労のため外国から編入学した子どもの中には、言葉のわからない状況で、学 校の授業についていけず、学習をすることや、その後の進学をあきらめてしまう子どもが少なくありません。また、異文化の中で様々な環境変化に適応できず、家庭や学校で精神的に孤立してしまう子どもも多くいます。 私たちは、そうした困難を抱える外国にルーツを持つ子どもたちを、まずは言語の面でサポートを行うこと、そして仲間づくりや教科学習のための場を提供することで、彼らがより生きやすい学校環境や地域社会づくりを目指し、活動を行っています。 ※「外国にルーツを持つ子ども」とは、 両親またはどちらか一方が外国出身者である子どものことで、日本生まれの子どもや帰国子 女も含みます。 具体的には、下記の3つの活動を行っています。 ① 外国にルーツを持つ子どもたちが在籍する小中学校での日本語指導 外国にルーツを持つ子どもたちの在籍する小中学校に、日本語指導員を派遣し、日本語の基礎を教える「初期指導」や、ダブルリミテッド(複数の言語環境で育ち、いずれの言語能力も不十分な状態)を改善するための指導を行っています。 ② 外国にルーツを持つ生徒と保護者のための進路ガイダンス 日本語がわからないために、進路選択のための情報を入手できない子どもと保護者のため に、高校入試の制度、学費、奨学金の説明、先輩や保護者の体験談共有、個別相談を行っ ています。 ③ 地域日本語教室、教科学習会、交流会の開催 大学生や地域のボランティアの方々の支援のもと、県内数か所で、外国にルーツを持つ子どもたちやその家族の仲間づくり、学習面、生活面での孤立の解消のための場づくりを行っています。 企業の皆様、ご支援のほどよろしくお願い致します。
- 組織名
- NPO法人外国から来た子ども支援ネットくまもと
- 組織形態
- 特定非営利活動法人
- 設立
- 2014年10月21日
- 代表者
- 竹村 朋子
- 運営人数
- -
- 郵便番号
- 861-1102
- 主な収入源