NPO法人もりずむ

NPO法人もりずむは、林業を元気にするということを第一の目的として掲げております。現在、林業が産業として成り立っていないというところが問題としてあります。しかし、その問題は取り組み方次第で復活させることができると思い、活動を始めました。林業を実際の事業としてやっていきながら、一つの林業モデルとして体現しています。 　具体的な活動としましては、木を実際に切って製品にしていくのですが、普通の製材のしかたでは木の良さを活かすことができません。今、普通にやられている製材は、大きな窯に入れ、強制的に短期間で乾燥させる人工乾燥が主に行われています。この手法は、短期間で乾燥させることができる代わりに、本来、木が持っている粘り強さや耐久性、色艶の良さ、人間にセラピー効果を与える木の香りなどが失われてしまいます。私たちは、人工乾燥ではなく、木材が本来持っている良さを最大限引き出す天然乾燥を行なっています。それ以外にも、杉のコップやまな板、ランチプレートやベンチ、テーブルなどの木工品を作成したり、製品にならないような木材を薪として活用する事業も行なっています。また、子どもたちにも森の良さを知ってもらうために森の中で外遊びをするプレーパーク構想を津市内で実現できるよう取り組んでいます。このように木材の価値を適正にし、林業を再生すると同時に、不要になっていたものを全て何かしらの形として暮らしの中で使ってもらうことで収入源の複合化を図っています。 　デスクワークも大事ですが、一次産業のような体を動かす人がいなければ世の中は回りません。本来、体を動かすということはスポーツのように心身を健やかにしてくれますし、それと同時に、自然と触れることで自然の慈しみを五感で体感し心身を癒してくれます。 一次産業は人の喜びが直にわかる産業ですので、その喜びを伝えていければと思います。木材を広めることで皆様の暮らしをもっと健康なものにしたいという思いで活動しております。どうか企業様からのタイアップをよろしくお願いいたします。